2006-11-29 「何も考えるな、とにかく順応しろ」 答えのわかりやすさを生きる(動物化)のか、 問いの強度を生きるのか。 既存のひきこもり支援――再帰性の忘却(or抑圧)を求めている*1。 上山――再帰性の共有によって、かえって再帰性が緩和される、というパラドックス。 再帰性は、それを緩和しようと努力すればするほど傷として強化される。 問いを共有できる中間集団との出会い・形成によって、参加の継続が可能になる。 *1:それが成功するなら、否定される必要はないはず。 「動機づけ」には、いろんなスタイルがある。 ▼ここでは、「再帰性」にまつわる動機づけの困難を問題にしている。
2006-11-29 厳しさのスタイル 情報のフローとしてのひきこもりなのか、 問いのストックとしてのひきこもりなのか。 答えを共有する厳しさなのか、 問いを共有する厳しさなのか。 再帰性への態度の取り方が、思想の分水嶺になる。 ひきこもり支援をめぐる立場の違い*1は、ほぼここに集約できる。 *1:「動機づけ」ロジックの違い