DEATH STRANDINGでは、手形(掌)が重要なアイコンとなります。掌を開くと、他人と繋ぐ事が出来ます。掌を閉じると、それは拳に変わり、他人を排除する事が出来ます。繋ぐ事と争う事は、表裏一体。人の掌も、‘棒“と”縄“に例える事が出来るのです。
— 小島秀夫 (@Kojima_Hideo) 2019年5月30日
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人々が分断され孤立した世界において、つながりを作り直そうとする――そういうゲーム。作中では「人をつなぐ"縄"と攻撃する"棒"」「生者と死者のつながり」など、人類史的な話も。
2015年の KONAMI 退社前後から小島秀夫氏の顛末はすごく気になっていて、しかも引きこもり問題を考えてきた身としてこの作品はやらないわけにいかない。85時間以上かけて一通りクリアしてみて、これは本当にやって良かったし、単純に面白かった。*1
『メタルギアソリッド』でステルス・ゲームを編み出した小島氏が、今度は「配送」を中心に新しいゲームをデザインし、作品世界の凄まじい設定とともに、いろんなことを考えさせてくれた。*2
*1:ただ、達人級の声優さんたちに交じって一人だけ棒読みの演者がいたのにえらく困惑した。
*2:やり始めて数時間は、言われるままに配送を進めるものの「何が何だか分からない」という状態に悩まされる。作品世界の設定が複雑怪奇だし、コントローラーの操作もややこしくてそのつど確認することに。しかしそれらに馴染んでくると、ハマる。