2003-09-10から1日間の記事一覧

『網状言論F改』(東浩紀・編著、青土社) 『トラウマティック・ストレス』(ヴァン・デア・コルクほか、誠信書房) 安易な「癒し」に結びついたトラウマ物語がつまらない、という東氏らの指摘はうなずけるが、もちろんだからといってトラウマという問題系…

死期

酒と抗鬱剤と睡眠薬をやめたら、みごとに全く眠れなくなって、体重がずいぶん減った。外出したら、フラフラ。自分の肉体の骨格や肉の組織が嫌に生々しく意識される。もうあまり長くないなぁ、などと考える。宮城の「ひきこもり餓死事件」がまた身に迫ってく…

言葉

自分の言葉を語って、そこで他者たちと交わってゆく作業がどうしても必要になる。自分なりに充実した言葉を語り出す努力・・・。しかしそのためには執着がないと。欲望が消えてゆく、それにともなって言葉も消えてゆく。言葉の消失とともに、欲望も消えてゆ…

ひきこもり

ひきこもりというのは、それ自体が最もつらい、外傷的なテーマ。「ひきこもり」という語自体が嫌気を催す。支援活動に関わって、その支援活動自体が僕にとって外傷的な経験となった。斎藤環氏によると、「熱心な支援者ほど、早くに燃え尽きる」。ひきこもり…

傾向

あらためて考えてみるに、僕の興味はやはりトラウマとかPTSDに還ってくる。でもそれは、直面するのがつらいテーマ。歴史的いきさつと同じく、周期的に「見るもおぞましい」話題となる。 人間の現象経験は外傷的なものである、と一人ごちてみたところで、この…

厳しさ

執着のないところに内発的な厳しさはない。

失語症

ここ最近失語症のような状態にあった。リハビリのようにしてこの日記を書いてみる。