柚月裕子『孤狼の血』

【以下、ネタバレ注意】





善良なだけの人間はさんざん利用された挙句、都合が悪くなると捨てられる――それを気持ちいいほど残酷に見せてくれる娯楽小説。某所で『ナニワ金融道』『闇金ウシジマくん』と並べて紹介されていて読んでみたんですが面白かったです。読後感――大上が酒やタバコを消費しまくってもがき苦しんで消えていった、その余韻を考えていた。ひとりの人間がさんざん生きて、死ぬということ…。*1

*1:ちょうどアマプラで映画『孤狼の血』があったので観始めたんですが、標準語アクセントが混じったとしか思えない広島弁がひどく不快で(なんであれ私は方言そのものは好きなんですがアクセントが奇妙に聞こえる)、露骨な暴力表現にも馴染めず、15分くらいで視聴中止。あの広島弁は、地元の方々にどう聴こえてるんでしょうか…。