【Asia Insight「中国 捨てられた子供たちを救え!」】(NHK)【参照】

再放送をぐうぜん視聴。

 中国では捨てられた子どもが毎年10万人に達する。多くは難病を抱え、医療費を払えない親が手放すケースだ。


取材されていたある一例(画面に映し出された大まかな経緯)

 父親に置き去りにされた2〜3歳ぐらいの女児。自分が捨てられた事実を理解していない。ケーキを食べさせると、「弟にも食べさせたい」という。

 末期のガンが左腕の骨にまで転移しており、激しい痛みがある*1。父親が残したらしい置き手紙には、「治療費がすでに300万円にもなり、妻もいなくなった。息子もいるし、とても娘の治療の面倒を見られない。やさしいかた、どうか助けてあげてほしい」(大まかな趣旨)

 病院の掃除係の女性(Aさん)が、痛がって泣く女児の腕を、その子が眠るまでずっと さすってやる。Aさんは笑顔だが、涙を流している。

 子供の腫瘍専門の病院に転院の日、スタッフは「もうすぐお父さんが迎えに来るからね」とウソを言って女児をあやす。この子は1か月後に亡くなった。




*1:骨に転移したガンには、大人でも耐えられないほどの激痛があるという。