江川隆男『超人の倫理 ---〈哲学すること〉入門 (河出ブックス)』を読んでいて(これは名著!)、
解釈学と記号学は不倶戴天の敵同士*1
l'herméneutique et la sémiologie sont deux farouches ennemies.
というフーコーの言葉を、逆に理解していたことに気づいた。
解釈学(≒遠近法主義)と、それによる「ざわめき」こそ必要なんだ。
私はまだ、記号論(sémiotique)、記号学(sémiologie)、解釈学(herméneutique)の関係が、掴みきれていない。これは、ドゥルーズ/グァタリがパース/イェルムスレウを評価していることに結びつくはず。
当事化論を先に進めるチャンスかもしれない。
*1:『ミシェル・フーコー思考集成〈2〉文学・言語・エピステモロジー』p.415