あちこちで引用されている、マルクスの記述をメモしておく。 『経済学批判要綱』より。
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- 英訳(参照): 「Labor is the living, form-giving fire; it is the transitoriness of things, their temporality, as their formation by living time.」
『労働の現象学 (叢書・ウニベルシタス)』冒頭のエピグラム:
労働は、創造する生きた火である。事物は生きた時間によってつくられるがゆえに、事物の非恒常性、事物の時間性がある。
邦訳では、『マルクス資本論草稿集〈1〉1857-58年の経済学草稿 (1981年)』p.457 にある。
労働は、生命のある造形的な火であり、生きた時間による諸物の形成として、諸物の無常性〔Vergänglichkeit〕、それらの時間性〔Zeitlichkeit〕である。
拙訳:
労働は、生きた、形を与える火である。 生きた時間による事物の形成として、事物のはかなさ、その時間性。