ひきこもりにはなかなか先行研究がないが、

以下を主題化している点で、ジャン・ウリ と フェリックス・ガタリ が参照できる。

    • 主観性のスタイルと、繋がり方のスタイルは、切っても切れない。 主観性と繋がり方は、同時に主題化しなければならない*1。 個人と集団を往復しながら、自分が実現されるプロセスを話題にしている。
    • social work 的な気遣いが、そのまま最重要の臨床実務であり得ること(メタ的な精神病理学と薬学だけではダメ)*2
    • 関係責任*3を、動きのなかで話題にしている。 社会的存在論と、制作過程論が、切っても切れない。


*1:「動的編成」云々とスローガンだけ勇ましい人たちは、自分が(個人として・集団として)編成されるあり方を全く話題にできない。 主観性やつながり方について、自分の当事者性を話題にされることを忌避する人に、ひきこもりは論じられない。

*2:social worker としてのガタリ」という観点は、重要だと思う。

*3:という意味での当事者性