ゼロ学習

刺激と反応が一対一対応で、変化がまったく起こらない状態。 機械的な運動。 自動人形や自動ドアみたいなもの。 「試行錯誤によって修正されることのない(単純または複雑な)一切の行為が成り立つ領域」。 たとえば、統合失調症の常同行為、強迫性障害の強迫行為など。

 ベイトソンはここでフォン・ノイマンゲーム理論における「プレイヤー」について言及し、失敗が出来ず、そこから学ぶこともなく、つまり試行錯誤しない「プレイヤー」の反応はゼロ学習であるという。 (斎藤氏のレジュメより)