≪当事者≫について

不登校は終わらない』の調査倫理については、「当事者が当事者を取材する」という、≪当事者学≫独特の事情も絡んでいる。 またシューレ「見解」が、「当事者の手記」掲載に独自の政治的意味を込めているのも明らかである*1
今回の私のレポート作成にあたっては、できれば「見解」に手記を寄せた2名にも取材を試みたかったが、「ここで当事者本人を取材対象にしてもよいのか」という非難すらあり得る。
これについては、項を改める。 → レポート(2)





*1:「貴戸氏に取材を受けたシューレ関係の当事者」という意味で、「見解」に手記を寄せた2名と同じ立場にある常野雄次郎氏は、『不登校は終わらない』を支持している東京シューレ側は、常野氏のこの発言をどう考えるのだろうか。