疑問

取材対象者の一人であり、東京シューレに所属経験のある常野雄次郎id:toled)氏によれば、実は奥地圭子氏の著作自身が、手続きに疑問を抱えている

なお、同じような危うさは東京シューレ主宰者の奥地圭子さんも抱えています。 彼女はこれまで、著書の中で僕を含む複数のシューレ出身者のことを本人に無断で書いてきました。 僕自身は決して傷つくことはありませんでしたが。

解釈結果の問題と、手続き上の倫理の問題とは、分けて考える必要がある。
奥地圭子氏は、結果から遡って手続きの正当性を判断しているように思われる。 解釈が正しければ手続きを間違っていても構わないが、解釈が間違っていれば、手続きはさかのぼって糾弾される。
貴戸理恵氏は、手続きを踏まえる努力をした後で、自由に解釈を模索している*1。 手続きについては、どこまでも譲歩して修正に応じているが、模索中の解釈については、修正要求に応じていない。



*1:解釈そのものの正しさは、ここではまた別に検討すべき問題である。 貴戸氏の解釈が間違っている可能性は、もちろんあり得る。