日本という文化圏

iux さんにご紹介いただいたこちら、いやあ、面白いです。 「国民文化研究所」?(この「国民」という概念にも注意せよ、と但し書きがありますね)。 田中征爾というお名前は初めて拝見しましたが、おひとりでされてるんでしょうか。


 ひきこもりというのは「日本独特」ともされているわけで、「だから日本文化が悪い」というヒステリックな叫びとは別に、日本という場所が文化的変遷としてどのようないきさつをたどってきたのか、を考えることは、高度に苦痛緩和的な効果を持つかも。
じっさい、先日から「天皇」ということを(憲法との関係において)考えるようになって、それは僕自身をかなり変えた気がします。
僕はこれまで、歴史や日本に対してあまりに無自覚だった*1し、「天皇」という存在への嫌悪や反発があまりに大きかったので、一種の「思考停止」に陥っていたのだと思います。 知識もなかったし、考えようともしなかった。 現時点での基本的な立場は21日に示したつもりですが、これからも、継続的に考えてみようと思います(もちろん、「ひきこもり」との関連において)。


これは斎藤環氏の『ひきこもり文化論』ISBN:4314009543 を部分的には引き継ぐ目論見かもしれませんね。





*1:「無−歴史的」な時間を生きてきた