2010-01-23から1日間の記事一覧

「そんなことをしている時間軸はない」

石飛和彦 「ハロルド・ガーフィンケルのテキストにおける言説空間設定の問題」より(強調は引用者): 社会学の古典としてではなく、一つのテキストとして『社会学的方法の規準 (岩波文庫 白 214-3)』を読む者は、その第1章として「社会的諸事実の研究にふ…

論点メモ

『エスノメソドロジー―社会学的思考の解体』 (1)主観的リアリティの分からなさ (2)社会参加のできなさ ⇒(1)と(2)は、同時に考えなければならない 「すでに成立している秩序」を事後的に外部から記述するだけではどうしようもない。記述する者は、そ…

孔(あな)というリアリティ

ガーフィンケル他『エスノメソドロジー―社会学的思考の解体』 読み進めていて「なんか変だなぁ…」と思ったら、私はこの本を遅くとも90年代前半には手にとって、読み解く努力をしていたのだった。 当時メルヴィン・ポルナーの「お前の心の迷いです」をB4サ…