2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

文化左翼と現場――hizzz さんの整理 【はてブ】

たいへん励みになりました。 勝手に切り貼りしてみます。 左派は 「共産主義」「反戦/平和」理念運動派 と 差別/貧困解消等の社会/民衆運動派=現場援助活動 に分離し、 (略) この内、理念運動派は「文化左翼」と呼ばれました。 分離してしまったデメリッ…

《つながりかた》 メモ

嗜癖の認め合いがオタクのつながりなので、そこには嗜癖そのものを対象化する臨床目線はない。 昨今の知識人コミュニティでは、オタク的嗜癖を誇示することでPC的正当性を担保する。 オタクであることの誇示が、思想的正当性の誇示に等しい。 これは、ハイカ…

NHK教育 「青春リアル」

ページ右下の「次回予告動画」によると、きょう8月15日の 夜10:35〜 放送で、「14歳から15年間ひきこもりがちだった男性」のことを扱うようです。

解剖率の地域間格差

海堂尊『死因不明社会―Aiが拓く新しい医療 (ブルーバックス)』(p.75)によると、行政解剖の件数は、監察医制度のある地域では 東京23区内:約3000件、 横浜市:約3000件、 大阪市:約1000件、 神戸市:約500件、 名古屋市:8件 名古屋に…

2種類ある行政解剖――強制力の有無

やや長くなりますが、現役の病理医でもある海堂尊氏の『死因不明社会―Aiが拓く新しい医療 (ブルーバックス)』より、監察医制度の説明を引用してみます*1。 対話している「白鳥圭輔」(厚労省の役人)と「別宮葉子」(新聞記者)は、いずれも海堂氏の小説に登…

死因特定の誤診率について

海堂尊『死因不明社会―Aiが拓く新しい医療 (ブルーバックス)』より: 日本警察の「死体検索」システムの土台は、いまだに体表観察の「検視」だ。最先端の医療機器で高度な診断を行う時代に、「死体検索」は昭和24年に死体解剖保存法が制定されて以来、全く…

医療行為と異状死

「異状死」は非常に幅広い概念ですが、 医師の診療中に “予期せぬ死” が起こった場合、「それも異状死だから届け出よ」としてしまうと、現場が委縮して診療できないじゃないか――ということで、医師法21条には論争があるようです(参照)。 2004年(平…

「異状死」「変死」の辞書上の定義

NORMANさんのまとめにない文献から、いくつか引用します。 それぞれ、語句の横に英訳単語が記載されているのですが、異状死も変死も「unnatural death」となっています。 こうした概念枠の設定じたいに、行政や政治との関係にある「仕事の事情」が、表現され…

死をめぐる実情と、統計上の概念枠

「「変死体」と自殺の関係について」*1(NORMANさん)より: 異状死体のうち犯罪によらないことが明白なものを除いたものが「変死体」と運用されているのだとすれば、高齢者の孤独死の一部も「変死体」に入りうるわけですから、これが「変死体の増加」の要因…

以下、引用部分の強調はすべて引用者によるものです。

変死体 と 異状死体 メモ

「異状死・自殺統計に関する疑問」の続きとして。 言葉づかいが本当にわかりにくいですが、記事や資料を読むときのために。*1 「検視」と、「検死」「検案」 この3つの用語は似ている。 概念的には死体を体表から観察して異状の有無を調べるものである。 「…