2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

展覧会 「組立」 上田和彦×永瀬恭一 展 開催中

会期: 2009年3月26日(木)〜4月8日(水) 会期中無休 会場: 「photographers' gallery」 【地図】 時間: 12:00〜20:00 参照:「今期「組立」搬入ドキュメント」 「組立」対話企画 「上田和彦×林 道郎 〈筆触・イメージ・身体〉」 2009年4月4日(土) 1…

人為的に改善できる部分と、「人間の条件」を混同しないでほしい

「日本裁判官ネットワーク」に掲載されていた、 匿名の裁判官による記事「事実と真実の間」より(強調は引用者): ・・・・小説の中でも「控訴して傷害致死で争え」という意見が紹介されているから、作者(アドバイスをした法律専門家)も、「真実」が傷害…

破綻と制度

橋本治『いま私たちが考えるべきこと (新潮文庫)』Pp.210-216 「個性を伸ばす教育」と言う人の多くは、「個性」というものを誤解している。 「個性」とは、そもそも「哀しいもの」で、そんなにいいものではないのである。 (略) そこそこに平均的で特徴がな…

「中間集団の再検証」という大義

映画『スミス都へ行く [DVD] FRT-207』 教養のつもりで観はじめたが、感動もしたし、いろいろ考えた。 (以下、ネタバレ注意)

関係作法を考え直さないナルシシズムの暴力

「なにをやっても許される」からこそ、嫌がらせがなくならない。 何ヵ月も嫌がらせをしていた人物が、共同体で認められてしまう。 「何をやっても許される」とき、ゆるす側が脅されており、ゆるす側自身がナルシシズムで依存している。 「ナルシシズムを認め…

生産態勢のメタ的固定と、関係の時間

【付記】: 以下での「主観性の生産 production de subjectivité」は、ガタリの表現を参照した*1。 私たちはいつの間にか、ある生産態勢にはまり込んでみずからの主観事情を構成し、労働過程としての意識を成り立たせる。 それを単なる結果物と勘違いし、ナ…