2007-04-25から1日間の記事一覧

バフチン「応答責任の構築学」

『ミハイール・バフチーンの世界』 p.89-94 より(強調は引用者) 1918年から1924年の間に、こうした主題をめぐるメモが、どれひとつとして完成していない一連のテクストの中に示されることとなった。 これらのテクストはそれぞれ違った著作の断片ではない。…

「作家」の機能

私にとっては、「作家」というのは、「フィクションを作る人」のことではなくて、「世界の引き受け方を提示して実演して見せてくれる人」のこと。 言葉の生産者以外にも、「作家」として学びたい人があり得る。(というか、人物に興味を持つときにはそういう…

「働いてくれ」――具体的有用労働と、抽象的一般的労働

「働け!」という説教においては、一般的抽象的な《労働》を実現することが求められている。 働けと言っている本人にとって意味のある具体的有用労働ではなくて、「何か働いたことになるようなことをしろ」と言われている。 端的に言えば、お金を稼いで、税…