閉じこもっての死亡事例――「50代の息子、80代の母親」

産経【新潟・三条市で男性の変死体 母も遺体で発見 息子殺害後に自殺か(2016年5月9日11時19分)

 8日夜、新潟県三条市西本成寺の無職、小林千浩(かずひろ)さん(50)が自宅で首から血を流して死亡しているのが見つかり、9日朝には同居していた73歳の母親が自宅から約1・5キロ離れた用水路で死体で発見された。自宅からは事件への関与をほのめかす母親の遺書とみられる手紙が見つかっており、県警は家に閉じこもりがちだった小林さんを母親が殺害した後、自殺を図った無理心中の可能性がある



NHK男性刺殺事件 母親の遺体発見 息子を殺害後に自殺か(動画あり、2016年5月9日12時21分)

 警察の調べによりますと、母親と弟の3人で暮らしていた小林さんは、長い間、自宅に閉じこもりがちだったということで、付近の人は母親から悩みなどの相談を受けていたということです。自宅からは謝罪や事件の関与をほのめかす遺書のようなものも見つかっていて、警察は、母親が息子を殺害後、自殺を図ったとみて状況を詳しく捜査しています。

 母親と50年来の友人だという近所の女性は「長男が働かないから仕事をしている次男が家の犠牲になってかわいそうだといつも言っていた。どうしてこんなことになったか分からないが、母親は我慢強い人だったからため込んでいたのではないか」〔…〕
 近所に住む男性は「小林さんはずっと引きこもりみたいな状態だった。中学を卒業して勤めてもすぐに辞めるようなことで、5年ぐらい前に亡くなったお父さんも心配していた」







別の事件

テレ朝news【死後1カ月超 54歳長男と母か 将来悲観した遺書も(動画あり、2016年4月23日17時28分)

 埼玉県戸田市のマンションの一室で、死後1カ月以上が経過し、痩せ細った男性の遺体が見つかりました。また、押し入れからは、ポリ袋で何重にも包まれた遺体が見つかりました。遺体はこの部屋に住む54歳の長男と85歳の母親とみられています。
 室内からは、将来を悲観した内容の遺書が見つかりました。警察によりますと、長男は無職で引きこもりがちだったということで、母親が死亡した後に生活できなくなり、衰弱死した可能性もある