多文化間精神医学会の学会誌『こころと文化』に、査読付きの拙稿を掲載いただきました。
学会誌ページでは、まだ前号の vol.14, no.2（2015年9月刊）が「最新号」になってますが、すでに新しいのが出ていて、この新しいほう vol.15, no.1（2016年2月号）、pp.59-65 が掲載号です（定価2190円＋税）。*1
拙稿「動詞を解放する技法」
私はここ数年、名詞形に支配された規範言説の暴力性を問題にし、そこから、動詞的な技法論への転換を試みているのですが*2、このモチーフを、《レジリエンス》に照準しながら描いてみたものです。関連した成果としては：
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- 雑誌『ビッグイシュー』での斎藤環氏との論争に、学術誌上で、しかも査読付きの論考で触れられたのは、大きな前進でした。
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- 《名詞/動詞》の議論そのものとしては、これをマルクスの《労働力商品/労働過程》に重ねながら論じられたことが、積極的な貢献になっているものと信じます。
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- 名詞形パッケージとしての、労働力商品
- 具体的な動詞形プロセスとしての、労働過程
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- 《名詞/動詞》の議論そのものとしては、これをマルクスの《労働力商品/労働過程》に重ねながら論じられたことが、積極的な貢献になっているものと信じます。
詳しくは、ぜひ本文をお読みいただければ幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
上山和樹
【2016年2月19日の追記】誤植が見つかりました。
論文冒頭で、
×「さきほど列記した (1)〜(10) 」
〇「さきほど列記した (1)〜(12) 」
（直前に列記されたもの全部を指すので、(1)〜(12) が正しい）
