謹賀新年――作業過程の蘇生

「画材店は楽しい」と気付いて、
子供のころの工作のわくわく感も思い出し、
それまで考えていたことが、いろいろ繋がった気がします。

  • 観念論的なあり方を、唯物論的なあり方にするという意味での治療
  • 《不可逆の時間》の技法が要る。不当に空間化するのではなくて。
  • 私が芸術に期待するのは、「生を引き受ける」という無理難題への励まし。
  • 医療・教育・経済・芸術 etc.――動きにくいものを、動きやすいようにする。
  • 優れた業績には、ジャンルや言語への蘇生機能がある。

――たとえばこんな感じ。


私がやりたいことは、《作業過程の蘇生》というふうにテーゼ化できるんじゃないか。


そういうことを考えておりました。


本年も、よろしくお願い申し上げます。


上山和樹