映画『むかしMattoの町があった』

ueyamakzk2013-11-20

http://180matto.jp/ 明石で鑑賞。*1
精神科病院がテーマなので、一般受けはしにくそうですが、イタリアで二回に分けて放映されたときの視聴率は、21%を越えたとのこと。



フランコ・バザーリア(Franco Basaglia)という、精神科病院「廃絶」運動の中心人物と、関係者らの奮闘が描かれています。参照1】【参照2


よい面ばかりでなく、生じてしまう問題の一部も。


映画を観ながら、自分の愛情関係その他を思い出してしまったりもするので、――入院や犯罪被害等でつらい経験をお持ちのかたは、少し注意が必要かもしれません。

    • 美男美女のラブシーンに嫌悪感を持っていたのを、映画を観ながら思い出した。
    • 絵や音楽や恋愛を生きる患者さんに比べて、自分は何と萎縮しているのか。


これからの上映会情報はこちらなので、

チャンスのあるかたは、ぜひ。



【追記】:「鼎談 イタリア精神保健改革をもっと深く知りたい! 東京&大阪講演

この映画に関連してのイベント:

  • 日時
    • 東京講演:2013年12月10日(火) 18時30分〜21時30分
    • 大阪講演:2013年12月13日(金) 18時30分〜21時15分
  • 【出演者(東京・大阪共通)】
    • ペッペ・デッラックア(前トリエステ精神保健局長)
    • 大熊一夫(「180人のMattoの会」代表)
    • 伊藤順一郎(同・副代表)

今回の映画を前提に議論が進んでいくようなので、
できれば事前に、映画をご覧になったほうが良いようです。



*1:企画を実現くださった関係者に御礼申し上げます。