語用メモ:「医療環境」

海原亮(うみはら・りょう)近世医療の社会史―知識・技術・情報

 江戸時代、人びとは病をどのように認識し、克服したのか。医師・患者双方の史料を活用し、地域社会における医療の具体的な様相と、それをつくり出した社会構造の基盤を解明。さらに、全国諸藩の事例を踏まえ、医療の制度化・組織化の動向と、医師身分のあり方を考察。医療をとりまく環境を探り、身分制社会下での病・医療の特質を明らかにする。 参照



藤本大士「医療の正統性と幕府・学統・市場」 :

 江戸時代の医療の社会史を研究する上で、基礎的な文献である海原氏の論考を読みました。

  • 海原亮 「近世都市の「医療」環境と広小路空間」(『江戸の広場』、131-152頁)
  • 海原亮 「江戸時代の医学教育」(『日本医学教育史』、1-33頁)