【承前】
- 飢餓状態を、「形式的禁止」で慢性化させる。 そのことじたいに快楽がある → 驚くほど味覚が鋭くなる。
- 少しだけ口に入れて、ひとくち ひとくち、味わいつくす。→「心理的に満腹なので、もう要らない」にもなる。
- ご飯やパンなど、炭水化物系のすべてを、心理的に 《ケーキやアイスクリーム》 と同じ位置づけにする。→ 「ご褒美として食べる」の自己暗示。
- 気に入ったものは味付けせず、素材そのものを味わう。 存在の近くにいるために。
「痩せたいのに、たくさん食べるのをやめられない」のは依存症的だが、
体重が減ってくると、こんどは体重が減ることに依存的になる。
ごまかしようもなく本当に「減っている」ことに気づいたときの、あの麻薬のような快感は、
カロリー摂取すべてに罪悪感を持つのに十分だ。*1
「できれば、もう食べたくない」
食べることが、労働のようになってくる。
そういうシフトを、自分の中に作り出す。
以前は食べずにいようとするコントロールだったものが、
だんだん、「食べるのをサボらない努力」になってくる。
このバランス点を探す。