謹賀新年

年末は原稿と格闘していました。
主観性というのは、構造ができあがったあとはほったらかしにするものではなくて、感じながら作りつつある。私はまだ芸術批評系の語彙をよく知りませんが、できあがった作品を批評することにはあまり興味はなくて、むしろつくる最中を分析できる語彙が必要です。そして、つくるプロセスが私たちの生に必須の条件であることを前提にした仕事が少なすぎる。
主観性の集団的なあり方が固定されていて*1、いいアイデアを出しても、政治経済の動きに根付いていかない。だから、考え方のフォーマットそのものを書き換える必要があります。そのために、さまざまなアクセスを行ないたい。
さらに今後は、努力を継続できる状況づくりに時間をとられそうです。


本年も、よろしくお願い申し上げます。



*1:生産様式それ自体が再生産されている。それは主観性の生産についても言えると思います。