語学学習に、《つくる》要素を入れることで維持する

  • 単語は絵具みたいなもの
  • 鉛筆のすべる手触り、サリカリいう音、木の匂い



言葉は、《正しくする》のではなく、《つくる》とみなす。 間違えてはいけないのではなく、つくる
絵具と粘土でこね上げるみたいに作る、ことばを
クロッキーみたいにくり返し書く



抑鬱状態になると、ひたすら単語を書き写してる。単語とか例文。
パーツをなじませてアレンジするので、料理に似ているかもしれない。
意味の神経症にとらわれていると語学は前に進まない。


まったく真っ白な場所に、けがれのない純粋な素材で作るのではない。
文法は定められているし、概念は人為的なかたちをしている。



【追記】

「いくら単語を覚えても、どんなに長くても数十年で、いやひょっとしたら突然死んでしまう」。 この感覚との付き合い方を覚えないと、語学の勉強は難しい。私は10代から、これに支配された。いま43歳で勉強しているのは、むしろ死ぬ前の投げやりさに近い(それは自殺念慮ともちがう)。

死と無をとりこんだスタイルを身につけないと、とても勉強はできない。だから本当は、ものすごく高度な思想を要求されている。