労働の呼吸

11/27 ライブトーク ふたつの「あの日」が揺らしたもの in 神戸』終了。

詳細にレポートするより、生じた変化を生きてみたいという感じがあります。
懇親会は居酒屋『ひとりぼっち』にて。 手入れの行き届いたおんぼろ家屋での手料理は、ひとり1万円の高級レストランより贅沢と感じた(写真と地図*1。 お酒は各種一杯200円*2、食事は無料、「あとはカンパをよろしく」だったのだけど、私はお金は払わず、代わりに皿洗いを少し手伝った。「食べた分を労働で返す」体験には、商業施設で味わう恐怖症的な疎外感がない。家に帰って気づいたが、流れる時間が少し変わり、肺活量が増えて細胞が息をし始めたような、あの震災後の感じが。
ご一緒した皆さん、ありがとうございました。

    • 【11/30追記】: この贅沢感は、制作過程の出現に対応する。それを単に美的に語るのでなく、意思決定をめぐる権限として語らなければ。


*1:体験の構造が違ってしまっているので、比較級で語ることに意味がないかもしれない。この日の懇親会が商業施設でなかったことが、本当に「良い」と感じた。

*2:私は6年前に断酒しているが、よいお酒が何種類もあった。