- 法的・政治的な紛争当事者 / 利害関係者(stakeholder) 【参照:「当事者と利害関係者」(鈴木謙介)】
- 「蚊帳の外だった人たち」。 カテゴリーで identify する。 「サバルタン」?
- 視点の内在性 (「専門家」は、観察する外部視点)
- 支援運動やアカデミックな研究においては、《当事者の声》が特権化されがち(参照)。 しかし、本人同士がコミュニティや関係性を営むには、誰かを特権化するわけにはいかない。 「弱いほど偉い」わけではない。
- 特権化という意味での当事者性に居直る人は、関係当事者としての自分の責任を解析せず、ひたすら不当な権利主張に終始することがある。 必要なのは、一方的な権利主張ではなく、関係ディテールのリアルタイムな精査であるはず。 ⇒《つながりかた》、関係の難しさへの照準化*2
- たとえば知的障害者の施設では、30代の屈強な男性当事者が20代の華奢な女性スタッフの髪の毛をひっつかんで床にゴンゴンぶちつけても、そーっと対応してあげるし*3、刑事罰も科されないという。 それは、「知的障害者」という枠で対処するからだ。――同じことが、ひきこもり支援の環境で起こっている。 嫌がらせがあっても、「ひきこもり当事者のやったことだから」と我慢してしまう(我慢できたことが「スタッフの誇り」になり、自慢されたりもする)。 ⇒被害者はどんどん孤立する。