《自己》のジャンル的成立

「コミュニケーション能力」「対人能力」(本田由紀)は、《自己》のジャンル的成立を鍵とするのではないか。忘我的熱意のないところでは、コミュニケーションはできないし意味がない。 ▼私は、「社会的ひきこもり」およびそのメタ的考察を許してくれる環境以外では言説をつむぐ能力がないし、そこを基点としなければ対人関係を作ることができない(属性レベルでの一致は「議論テーブルの共有」を保証しない)。 ▼各人がみずからの《当事者性》を基点とすることに、「コミュニケーション能力」「対人能力」のヒントがあるのではないか。