政治意識

  • 「自発的無業」をすぐさま非難するべきだとは思わない。 働かなくても生きていられること自体は、悪いことでも何でもないし、個人的にはむしろ喜ぶべきこと(環境が許すなら)。
    • しかし、「放っておいたら将来どうなるか」に対する危機意識も想像力もないとすれば、どうしようもない(これは宮崎哲弥氏が指摘)。 生活保護をアテにできると本気で思っているのだろうか*1
    • 政治的な意識が決定的に欠如している。 苦しんで働いている人たちが無業者をどう見ているか、少しでも考えているのか。
    • いや、常に非難されるからこそ、こういうあてつけめいた発言も出るのだろうが、誰かに経済的に依存しなければ生きていられない ―― しかも「障害」があるわけでもない(と見なされる)―― 人間がこういう発言をすれば、どういうことになるか。 政治的計算があるとはとても思えない。 → 僕がこういう連中と同一視され、その発言の尻拭いをさせられるとしたらたまらない。








*1:生活保護受給の世帯数は、2002年度で約87万1000世帯(過去最高)。 高齢者世帯の割合は46%まで増えており、そのうち88%が独り暮らし。▼受給者数は、人口の約1%にあたる約124万3000人。▼生活保護費は年2兆円を超え、その4分の3を国、残りを地方自治体が負担している。 財政的にすでにパンク状態であるため、厚生労働省は給付水準の見直しなどを検討している。 → こちらなどを参照。 追記:リンク修正。2004年10月には約100万2000世帯、142万8000人】