地下室の欲望

 ある程度外に出てこられる人にどうアプローチするかについてはいくらかアイデアがあっても、完全に閉じこもってしまった人の「欲望」をどう起動させるのか、という点だけは分からない。で、そこが最も深刻。昨日の僕は「ひとまず魅力的な作品や動きを作り出して、それがいつか興味をもってもらうことを目指すしかない」と言った。当事者や家族の要望を「背負い込む」のではない限り、そう考えるしかない。