そしていなくなった

 上のようなことを書きつけ、パソコンの電源を落として『白線流し』という青春恋愛ドラマの再放送を観ていたら、携帯に着信。僕も以前交流のあった女性が自殺した、という。携帯を切り、ふたたびTVの青春ドラマへ。画面の中の、自分の将来や恋に思い悩む高校生たち。
 僕よりもずっと年下の彼女は、自分の人生を完結させてしまった。「死にたい欲望」なんて書いておきながら、あれこれ話しこんだ身近な人にこういう形で死なれてみると、妙に興ざめ。
 彼女が僕の目の前で熱心に話してくれたこと、そして彼女がいなくなったこと。そのことから汲み取れるだけのことを汲み取りたい。