殺害された女性のお兄様が登壇。
妹は、元交際相手のストーカーにつけ回され、「カーチェイスの果ての正面衝突」により殺害された。 犯人は事件現場で自殺。
ストーカー被害について何度も警察に相談したのに、取り合ってもらえなかった。
犯人は警察には謝りたおし、それが通ってしまったことの悔しさ。
警察行政の官僚的・閉鎖的体質はひどい。 「他人の証拠探しはうまいが、自分のこととなると証拠隠滅がうまい」。
事件直後、打ちのめされてコメントできない遺族側に取材できなかったマスコミが、加害者サイドの意見を堂々と報道した*1ことに対する怒りを口にし、TV局や番組・キャスターの名前を具体的に挙げながら、細かく批判した。 【これは貴重な指摘だと思う。 生身の参加ならではか。】
ストーカーの父親の、「うちの息子はたちの悪い女にもてあそばれて自殺した」・・・・そんな発言が平気で報道されていたという。
*1:【2004年11月注: ここに、私が最も苛立つジレンマがある。 加害者は平然としており、痛めつけられた被害者は、あまりにも傷ついているがゆえに何も言えない。 加害者にこそ証言能力があるのだ。 本当に痛めつけられた被害者に証言能力はない。 ましてや死者には。