解消不能

何年か前の記憶。*1
飲み会後、女性と2人で同方向に帰ることになった。深夜で心配なので、少し遠回りして送っていく。帰宅後、その女性からメール。

 私、彼氏いますから。

読んだ瞬間、台所に突っ走ってコップ酒3杯一気飲み。さらに泥酔して翌日は嘔吐5時間。
「誘ってないってば・・・」
しかし、女性からすればそれは「変な気を持たせないように」という礼儀のつもりだったのかも知れず。これはもうどうしようもない。
女性の男性恐怖は「被害者にさせられる恐怖」だと思うが、男性の女性恐怖は「加害者にさせられる恐怖」ではないだろうか。
加害者になるのが嫌なら、女性とは同行しないこと。どうしても相手が心配なら、疑われる前提でいること。(「わたし彼氏いますから」ってメールが来たら、「あ、無事に帰れたのね」で済ますこと。)



*1:このエピソードは、上記の飲み会の席上で聞いたある男性のエピソードをきっかけに思い出したのだが(女性に言われたフレーズがまさにそのままだった)、ojahum3さんをはじめ、オフラインも含めすでに複数から「僕も・・・」という話を聞いている。▼こういう話題につきものだが、体験している本人はオリジナルに苦しむのに、現象としては極めて陳腐。▼経験はどう考えても陳腐極まりない(まさに永劫回帰)。 創造活動をしてもその取り組みも作品も陳腐な反復。▼ありうべき賭けとしては、「社会的意義」と、創造過程そのものをプロセスとして生き切る、自分の力で試みに生き直してみる――という以外ない。