2010-04-25から1日間の記事一覧

業界の棲み分けが、臨床上の害になっている

『ドゥルーズとガタリ 交差的評伝』p.12 より: 彼(ガタリ)は、いまなら、超行動的な子どもに与えるレタリンのような薬を要するタイプだった。 原文はみていないが、ここで「超行動的」とあるのは多動性(hyper-active)、「レタリン」とあるのは多動性障…

家族主義的な抱え込みではなく

『ドゥルーズとガタリ 交差的評伝』pp.345-6 より(強調は引用者): 看護師としてのメアリー・バーンズは分裂症者としての《旅》をくわだて、死への退行を始める。 彼女が閉じこもる家族主義は、彼女が周囲の社会的現実を否定する方向に導く。 反精神医学は…

内側から問題にされた、つながりの作法

支援者もひきこもる本人も、政治的取り組みにならざるを得ない。 つまり党派性の問題は避けられない。 ひきこもる状態は、お互い滑稽なほど似通うのに「ひとり一派」*1。 仲良くなろうと “良心的になれば” 硬直した党派性を回避できるわけではない。 避けが…

社会参加とは、党派への参加?