2010-01-26から1日間の記事一覧

エスノメソドロジーは、リング上にいる?

以前に私が接した「社会学者」は、自分のやっている学問事業と、目の前の関係実態が完全に解離していました*1。 私が今回エスノメソドロジー(EM)の解説書を読んで決定的だと思った点の一つは、どうやら EM は、単にメタな知的理解をもたらそうとしているの…

《メタ/オブジェクトの解離》――事後的検証の拒否

学者や調査対象者だけでなく、どのポジションにいる人も、 「自分が実際にやっていること」の機序と、 「それを正当化するメタ理解」 が解離しており、この解離じたいが秩序化の基本パターンになっています(解離的な正当化)。 そこで問うべきは、大きく次…

被差別ポジションからいかに語るか (3/6)

【(2/6)のつづき】 ※私自身がこれから勉強を続けつつ、年単位で取り組む論点を整理している感じでもありますので、短期的なお返事は気になさらないでください>酒井さん