2010-01-19から1日間の記事一覧

今回はここまでですが、最後に

“臨床的な” 趣旨でハイデガーを参照することが、あながち恣意でもないと思える箇所を引用してみます。 わたしの最初の手紙に対して彼〔ハイデガー〕が速やかな返事をよこしてくれた本当の動機がわかったのは、ずっと後になってからのことだった。あるとき、…

「重要な社会問題」vs「あたりまえの日常」

酒井さん【32】より(強調は引用者): エスノメソドロジストが取り上げるトピック(or 対象領域)は、「苦しみのある」ものには限られない、ということです。 (略) 社会学業界の間でEMの悪名を高からしめた理由のひとつは、まさに、 社会には「問題」…

「取り組み主体の構成プロセス」

最初にこちらから: 【上山からの引用】: エスノメソドロジーでは、「研究者自身にとってもこの活動は臨床的意義を持ち得る」という、取り組み主体の構成プロセスのモチーフが見当たらない(⇒樫村愛子)。[...] ここで言われている「取り組み主体の構成プロ…

場所の方法論

酒井泰斗さんから、真摯なレスポンスをいただいています。 「『概念分析の社会学』合評会拾遺(その3)」 お返事したいこと(それに関連して勉強したいこと)はたくさんあり、ここから生み出していける展開が重要になりそうな、揚げ足取りとは言えないやり…