2007-09-08から1日間の記事一覧

「分析の consistency」について

ほとんどの人はこのフレーズを、「独りよがりの思い込みを貫徹する」という、イマジネールな consistency の意味でしか理解できないと思う。(それは単なる「独りよがり」を、英雄性と勘違いすることだ。) 「分析の consistency」というのは三脇康生のフレ…

「観察対象」なのか、語り手が関与者なのか――逸脱としての分析

「社会的ひきこもり」は、医者や学者が第三者的に観察対象にむける呼称だが、「論点ひきこもり」は、関係者や論者が、関与者として組み込まれた表現になる*1。 論じようとする者にとって解消不可能の論点であり、ひきこもっている本人自身は、いわば制度とし…