2007-04-26から1日間の記事一覧

「橋本光代さん、どうかお元気で!」(三脇康生)

強調は引用者。 医者とも、 ケースワーカーとも、事務長や管理栄養士とも、人が冷めている時は励まし(「内」を重視し)、人が熱を出し過ぎている時は俯瞰的な視点で冷ます(「外」の目で見てみる)という、素晴らしい距離感でコミュニケーションを続けてく…

リアルタイム反応で生きられる対話的分析の営み

「制度論的精神療法(psychothérapie institutionnelle)」、「分析の consistency(一貫性)」を語る三脇康生氏においては、体験をただベタに生きるのでなく、その体験されたものを後ろ向きに*1言説化することで、メタな分析を共有する。 仕事について個人…

制度論的精神療法と、「去勢のフレーム問題」

自分のまわりに組織化された世界をもつというのはそれほど単純なことではありません。 ラカンの観念は、主体の世界がうまく成りたつためには、常に最小限のシニフィアンが必要だということです。 三〇年以上にわたって続いた教育の中で、ラカンは根底にある…