2006-12-07から1日間の記事一覧

制度と個人――多様性

実際の支援論としては空理空論に聞こえるかもしれないが、 次のようなテーゼを検討すべきだと思う。 「被支援者は、違法でない限りどのような思想を選ぶことも許されるが、支援サイドは、多様な思想を許容する思想的前提に基づいた制度を選択しなければなら…

「優秀な人材に変身するキッカケに出会うか、未熟なまま老いていくか」(『分裂勘違い君劇場』)

なぜ、坂本君は、wiseになれないのかというと、 第一に、誰でも正しいことをするべきだ、ということを主張するだけで、物事を動かせると思っている。 第二に、上司や会社に甘えている。 とくに、この一点めが、intelligentな人たちの、根深い病なのだ。 「誰…

「「民事不介入」と児童虐待」(『わっかnない』)

日垣隆『世間のウソ (新潮新書)』からだという引用より孫引き。 要するに、警察はつい最近まで家庭内の暴力=傷害犯罪に対し、見て見ぬふりを決め込んできたわけですね。[…] 前世紀までなぜ家庭内の傷害事件に警察は介入しなかったのでしょうか。 それは、「…

支援対象と契約主体――法と役割理論

「ひきこもり支援活動の結果、被支援者が粗暴なファシズムの信奉者*1になってしまったが、元気にはなった」場合、それは「ひきこもり支援」としては、成功している。 ファシズムという許し難い思想*2を選択してしまってはいるが、「社会参加」には成功してい…