2006-10-30から1日間の記事一覧

「新しい役割理論的な位置づけ」

斎藤環: パーソンズの「病人役割」は私も参照しているが*1、いささか古い。 ひきこもりが社会学に突きつけている問題として、「ひきこもっている人を、公正さの観点からどう位置づけるか」ということがある。 「位置づけなくていい」という野蛮な議論は相手…

「支援者としての欲望」

斎藤環: 医学生として最初は統合失調症に魅せられていた。 今はひきこもりを専門にやっているが、どうしてなのかよくわからない。 先生だった稲村博の問題*1、ひきこもりについて出した本*2が自分の唯一のベストセラーになったことなども「きっかけ」だが、…

「欲望・未規定性」の体験枠組みとしての再帰性

「ICCシンポジウム」の斎藤環氏の発言から、少し引用します。 私が今回の対談イベントで言いたかったこと、そこからあらためて整理してみたことは、こちらのご発言との関係で考えたほうが分かりやすいので。 ヨーロッパのアーティストにはメタレベルがあると…

おことわり

先日のイベントを終えての私的なエントリーです。 引用部分には誤り等あると思いますし、公的な記録ではありませんのでご注意ください*1。 取り上げられたモチーフはこれで全てではありませんが、今後も継続的に検討する予定です。 *1:主催者側で、音声など…