2004-06-01から1日間の記事一覧

考えるべき問題がたくさんありすぎて…

冒頭にも書きましたが、「たくさんある話題の全てを論じよう」というよりも、「必須の論点を析出し、洗練しよう」と言うべきですね。 ぜひ、アドバイスいただけるとうれしいです。

「引きこもり」から「虐待」へ

京都の講演会には、児童虐待防止・支援の活動をされているNPO『CAP』の京都支部の方がお見えで、講演会主宰の方にご紹介いただきました。 斎藤環さんは「これからは引きこもりが増えるというよりも、児童虐待や自殺・ホームレスが増えるのではないか」と言っ…

「無能力の結果としての引きこもり」と、「自己決定の結果としての引きこもり」

5月31日、講演にお招きいただいた京都(京田辺市)で、初めて 展開次第では、「引きこもりが死んでも自己責任」という論調が起きかねない と言ってみた。(主催者の方々にはインパクトがあったようだ。*1) いっぽう、工藤定次氏は次のように語っている。 ふ…

「間違えられた男」、or even worse

同じくchiki さんのネタ集より。 痴漢でっち上げ事件について 僕が電車やバスに恐怖を感じる理由の一つがこれです。 例えば,沖田事件というものがあります。この事件の真相が沖田さんの言うとおりであるとすれば,単に駅前を歩いているだけでも,「彼に痴漢…

「年収600万円でも、未婚なら負け犬」

同じくchiki さん(id:seijotcp)の「今日のネタ」より*1。 「男の負け犬は女よりミジメ」 「みんな結婚してるよ、キミは結婚しないの?」というわけでしょうか。 「30歳を過ぎ、年収600万円以上ありながら、結婚できない男性は負け犬でしょう。最近の…

「想像力を持つ権利さえ奪われている」

chiki さん経由で飛んだリンク『宮台真司・仲正昌樹トークセッション〜「共同体」と「自己決定」〜発言録』と、そこからさらに飛んだ仲正昌樹氏のインタビュー【(上)、(下)】がとても興味深い。 「大きい物語=再配分の話」と、「小さな物語=承認の話」…

「生き延びるために刑務所に入る」

先日の『クローズアップ現代(2004年5月31日)』は、「急増する老人犯罪*1」というテーマだったのですが、「犯罪を犯す老人たち」が直面している問題があまりにも「引きこもり」に類似していて。 家の中で邪魔者扱いされる高齢者たちが、生き延びるために軽…

「社会という戦場に適応するための軍事訓練」

29日のコメント欄は、本当に刺激的でした。うかつなレスポンスでネタの鮮度を落としたくないのですが、一つだけ。 # id:anhedonia 『元自衛官です。現在の自衛隊の訓練は健康な人であればじゅうぶん堪えられるもので<暴力的な特訓>は行われていませんし(…

 「必須の論点を析出し、洗練する」必要

今の僕は、一つ一つのテーマを洗練している、というよりも、「引きこもりを論じるにあたって必須のテーマは何か」、その項目をリストアップしている段階なのかも。 引きこもりをめぐる議論が稚拙な段階にとどまっているのはとても危険だ、という問題意識が常…