2003-11-13から1日間の記事一覧

付記

ひきこもりに「義務」を強要する第三者も、重度の身体障害者に「働け」とは言わない。だが引きこもり当事者にとって、ひきこもりは一種の「障害」として現れている。 (さらに付記:いろんな人の発する「ひきこもり」という語が何を意味しているかは、言説か…

うーん、

法律や政治思想の問題として考えるべき論点と、欲望や訓練の問題として考えるべき論点とに分かれる気がしてきた・・・・

私はどうしても「欲望」や「言語訓練」という路線を考えてしまいます。

「欲望」というのは、本人の内発的な勤勉さが生まれ得るかどうか(内発性が外界との接点を持てなかった場合、究極は餓死にいたる)。「言語訓練」は、マニュアルを習熟することであったり、詩を朗読することであったり、作品を作ることであったり、文字通り…

親が本人に「義務」を突きつける場合は、

直接トバッチリを受けている存在ですから「契約」を結ぶための直接対決、ということになるでしょうか。ただしそこで何が「義務」となるかは、とても難しい議題です。親はたしかに子を養っていますが、子は自分で望んで生まれてきたのではない。親が「生きた…

ひきこもりに対して「義務」を突きつける第三者は、

よく考えると「法的拘束力のない自分の価値観」を他人に押し付けていることになる。これは「思い通りにならない他人」に影響力を行使したいときに、思わず出てきてしまうボキャブラリーなのかもしれません。 → 他人の人生に法や契約以外の「義務」を要求する…

「目的主義」のお話、まさにおっしゃる通りです。

「現在」が楽しめなくなるんですね・・・。僕も仕事で苦しんだり、「ひきこもり問題のために何ができるか」とか考えていると、つい過剰に自分を痛めつけてしまいます。その意味で、課題性から解放された「オマケの人生」とか「消化試合」という言い方からは…

 論点整理

昨日コメント欄 jam_ojisan さんの書き込みへのレスポンスです。感謝!